トビハゼ(魚のなかま)
汽水域で潮(海水)がひくと、泥干潟の穴の中から出てきて、盛んに動き回ります。(※汽水域…川の水と海水がまじる水域)
むなびれではいまわります。尾びれでジャンプして移動します。ピョンピョン跳ねて動き回ります。すばやく逃げるので捕らえるのはなかなか難しいです。
潮が満ちてくると、水切りのように水上をピョンピョンと連続ジャンプして水際の陸地まで逃げてくる習性があるので、トビハゼという名前になったらしいです。英語では、『mudskipper(マッドスキッパー)』と呼ばれるそうです。
(ハゼの仲間には、左右のはらびれが1つになって吸盤のようになっているものもいて、岩の上や垂直な壁も登ることができます。)
泥干潟を動き回るトビハゼ
泥の上の小さな藻類をなめて食べたり、ゴカイなどの小さな生物を食べています。
トビハゼは、えらで呼吸するほか、皮膚呼吸の能力も高い上に、体で発生するアンモニアをアミノ酸に変える能力があるそうで、空気中での活動ができるのだそうです。
産卵期は、6月~8月です。オスが口から泥をはいて泥中に巣穴を堀り、なわばりを作ります。そこへメスを呼び込んで卵を産ませるのだそうです。
オスはその後、死んでしまうのだそうです。
生まれた子どものトビハゼは、海へ泳ぎ出し、浮遊生活をし、15㎜ほどに成長すると干潟に定着するそうです。
不思議なことがいろいろあって、なんだかわくわくしますね。トビハゼやムツゴロウのことを調べてみてくださいね。