アサリ(二枚貝のなかま)
貝がら(殻)の表面に特ちょうがあります。
あらい布目状で山形もようのものが多いです。波形・はん点などいろいろな変化にとんでいます。
日本ではもっとも広く食べられている貝です。殻つきでしる物にされたり、むき身にしていろいろに利用されます。
近年は、国産のアサリが漁獲量が減っていて、中国産や韓国産が市場に出回っています。
アサリの右の殻 左から、左殻・右殻の順 (どうやって左右を決めてあるのでしょうね。調べてみてください。)
砂や砂泥層にすんでいます。
産卵期は、春・秋の2回が一般的です。
受精卵からふ化した幼生は2~4週間で着底して、稚貝は足糸を分泌して砂や小石に付着します。その後、成長とともに足糸は退化して砂にもぐる生活をします。
アサリという名前は、市場魚介類図鑑によると、「漁る」から「あさり」に転訛した・浅い場所にいるので浅貝の意味・浅いと「さり」(砂利の砂)のこと」とあります。
体の左右に二枚の貝が合わさっている二枚貝の仲間は、入水管(水を体に吸い込む管)と出水管(吸い込んだ水を体の外へ吐き出す管)の2本の管をもっています。
入水管で水を吸い、えらで呼吸をして、出水管から外へ出します。
吸った水にふくまれるえさをこしとって、唇弁で口へ運んで食べます。
二枚貝の仲間は頭も目も触覚もありません。
干潟に多くすむ二枚貝の仲間は、海水をこしとってえさを食べますので、その際に海水を浄化するはたらきをもっています。
貝の仲間は、どうやって仲間をふやしていくのでしょうね。そして固い貝がらをもつのに、どのように大きく成長していくのでしょうね。不思議なことがいろいろあって、なんだかわくわくしますね。調べてみてくださいね。