白川わくわくランド情報館
白川流域 水防災・水環境 フォトラリー
阿蘇カルデラの根子岳の南北山麓を源流にする白川・黒川は、南阿蘇村立野で合流し、大津町・西原村・菊陽町・熊本市を流れて、74㎞の旅を終え、有明海(島原湾)に注ぎます。白川によって運ばれた土砂は、広大な有明海の干潟を作っています。
(白川の水際でよくみられるキセキレイ)
白川の清流は、豊かな実りをもたらし、たくさんの命を育み支えてきました。せせらぎの音は、人々を癒してきました。阿蘇の噴火でできた岩石は、九州のあちこちで生活や祈りに利用されてきました。
ところが、大雨のたびに白川が運んでくるヨナ(阿蘇火山灰)は、流れがなくなったり弱くなったりした川底や平地にに大量にたまります。大洪水時には川からあふれた水が大地を削り、時には流路が変わったりします。人々がせっかく整備した堤防や水路、田んぼや橋を壊し、家屋を壊し、たくさんの命も奪ってきました。
そんな『あばれ川』と呼ばれる白川と、私たちの先人は、どう闘い、どう共生してきたのでしょうか。
このシリーズでは、大自然の白川と人々の営みを紹介していきます。
飛ぶ宝石 カワセミ ササゴイの幼鳥
まず、第一段です。お楽しみください。
散策マップ
こかいはし ~ りゅうじんはし ・ とろくぜき かいわい さんさく
白川わくわくランドや子飼橋周辺には、白川にまつわるどんな歴史や人々の営みがあるのでしょうか。
ほんの少し、歩いてみましょう。
この散策マップは、子飼橋~竜神橋・渡鹿堰にかけた白川沿線の水防災・水環境に関わる施設や史跡の一部を紹介しています。
令和2年11月15日に、紙面で作成いたしました。その後、令和3年1月15日に第2版を作成いたしましたものを、WEB用に作りなおしたものです。
参考文献: ・加藤清正公の川づくり・まちづくり(平成7年 建設省熊本工事事務所)・熊本県の地名(1985年 平凡社)・大井手の楽校フィールドノート(熊本市中央区役所) ・熊本市上下水道局ホームページ