葉をもむとキュウリのようなにおいがすることから、この名前がついています。
畑や道端にもよく生えています。
花は水色で小さく2mmほどです。花びらの先が5つに分かれた星のような形をした花が咲きます。ワスレナグサに似ています。
細長い穂ができるのが特徴です。
茎に近いところから先へ向かって、順に花が咲いていきます。
葉は、地面に近いところでは葉柄がありますが、上へいくとありません。
互いちがいに茎から1枚ずつ葉が出ます(互生)。楕円形や卵型をしています。
地面にロゼット型に葉を広げて、花茎をのばしています。
茎は、5~40cmで斜めに立ち上がります。
原産は、日本、アジア~ヨーロッパ東部などで広く分布しています。(ちなみに、ワスレナグサは、ヨーロッパ原産の外来種です。)
薬草として使うところもあるそうです。
若い茎や葉は、食用として山菜料理にも利用されているそうです。食べたことあるかな?
「花ことば」は、「愛しい人への真実の愛」だそうですよ。
冬の間に地面すれすれに葉を放射状に広げ、花をつける細長い茎に、水色の小さな花をつけて、どんどん増えていく姿をみると、すごく健気だなあと感じませんか?
本当に、葉をもむとキュウリのにおいがするのか、ためしてみてくださいね。
※外来種…人の手などによって外部、特に海外から日本国内に持ち込まれたり、荷物に混じって偶然にはいりこんだりした種。
※帰化種…外来種のうち、野外に定着したものをいう。

キュウリグサ
(ムラサキ科)

キュウリグサの花 |

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