茎は、細くて、長さ15~40㎝です。
葉は、3小葉になっていて、中央の小葉だけ柄があります。
花は、黄色です。10こあまりずつ集まってつき、受粉すると下を向きます。花がすんでからも、花びらは淡褐色となりながら、果実を包んでいます。
花は春咲きます。花が小粒なのでコメツブツメクサと名がついたそうです。
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欧州(ヨーロッパ)原産の帰化種です。川の土手や道端などで多くみられます。
コメツブツメクサの花言葉は、「お米を食べましょう」だそうです…
別名キバナツメクサともいいますが、こちらの花言葉は、「小さな恋人」だそうです。
よく似ている花に、コメツブツメクサよりも大柄なコメツブウマゴヤシがあります。どちらも帰化種です。
1800年代後半、日本にやってきていたオランダ人が、箱に入れたガラスの器のまわりにクッション材として、枯らしたシロツメクサなどを詰めていたのだそうです。そこから、ツメクサは「詰め草」という意味だったそうです。
日本が長崎を通じて貿易をしていましたが、開国とともに長崎だけでなく、神戸・横浜・函館・新潟などの港から、貿易品に混じって日本へ入ってきたのですね。今、シロツメクサ(クローバー)やコメツブツメクサだけでなく、アカツメクサ(ムラサキツメクサ)などたくさんのマメ科の植物が日本に帰化しています。一つ一つの歴史を調べてみるのもおもしろいと思いますよ。
※外来種…人の手などによって外部、特に海外から日本国内に持ち込まれたり、荷物に混じって偶然にはいりこんだりした種。
※帰化種…外来種のうち、野外に定着したものをいう。

コメツブツメクサ
(マメ科)

コメツブツメクサ |

葉のつき方 |