湿地に多いカヤツリグサの仲間です。
カヤツリグサの仲間の特徴は、茎が三角形をしています。
タマガヤツリは、茎が密にかたまって出ています。太くやわらかく、高さが25~60cmになります。
根元のところに少数の葉があります。葉の幅は、2~5mmくらいです。
小穂は暗緑色で、多数が密集して直径0.8~1.5㎝のくす玉のようなまるい塊を作ります。それで、玉かやつりという名前だろうと思います。
花序の下には、数枚の葉状の苞葉があり、比較的まっすぐに水平に伸びます。
(※花序…花の集団)
(※苞葉…つぼみを包むように葉が変形した部分。つぼみが開いた後は花の基部に残る。)
一年草です。
日本ではほぼ全土に見られるそうです。世界的には、全世界の熱帯から温帯に分布するそうです。
白川の河原で、三角形の茎をした植物を探してみませんか?
※外来種…人の手などによって外部、特に海外から日本国内に持ち込まれたり、荷物に混じって偶然にはいりこんだりした種。
※帰化種…外来種のうち、野外に定着したものをいう。

タマガヤツリ
(カヤツリグサ科)

タマガヤツリ |
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