畑や道ばたなど乾いた土地に生えています。
北海道から琉球列島の日本全国に生息しています。
名前の由来は、役に立たない酸漿(ほおずき)という意味だそうです。
別名『バカナス(馬鹿茄子)』があるそうですが、名前のつけ方がちょっとひどいですね。
毒があります。
日本には、古い時代に入ってきた(史前帰化植物)と考えられているそうです。
花言葉は、『嘘』『嘘つき』とそれから『真実』だそうです。いったいどっち?と思ってしまいます。むずかしいですね。
茎は、やや角があり、高さ30~60cmくらいになります。
葉は、かさかさした感じです。表や裏に短い毛があります。卵形をしていて、葉のまわりに波形の鋸歯をもつものもあります。
葉が出ているところから少し離れたところから、花のつく枝を出して、白い花が数個~10個咲きます。
花びらは白色ですが、つけ根当たりには黄色い三角模様があります。
ナス科の特徴である、花びらは5枚です。
おしべは黄色です。
受粉すると実ができ始め、下を向きます。はじめは緑ですが、熟すと黒くなります。
一年草です。
最近は、アメリカイヌホオズキという種類が増えてきているそうです。
野草には、『イヌ』のつく名前がいくつもありますね。どんな意味をもってつけてあるのでしょうか。調べてみてくださいね。
※在来種…ある地方の風土に適し、長年栽培されたり自生したりしている生物
※外来種…人の手などによって外部、特に海外から日本国内に持ち込まれたり、荷物に混じって偶然にはいりこんだりした種。
※帰化種…外来種のうち、野外に定着したものをいう。

イヌホオズキ
(ナス科)

イヌホオズキの花 |

実のつき方 |